子ども靴ってどうやって選んでいますか?
「すぐ大きくなるから、大きめの靴を買っているわ。」
「よく遊んで、すぐ痛むから安い靴がいい。」・・・
今春、幼稚園に入園したわが子のお友だちのママさんたちから聞いた声です。 本当にこれで良いのでしょうか?
子どもの足は非常にデリケートです。大人の足と違って、生後3ヶ月の赤ちゃんには軟らかな骨(軟骨)が3つしかなく、骨が全部揃って完成するのは10歳頃です。これが成長を続けて大人の足になるのは17~18歳頃といわれております。
そのため子どもにとっての靴は、足を形成するうえでいわゆる「鋳型」のようなものです。 このときに、間違った靴の選び方をすると子どもの足の成長を妨げる事もあり得ます。小さなサイズのきつい靴を履き続けると足の成長を妨げてしまい、逆に大きいサイズの靴では靴の中で足が動いてしまい、正しい歩き方や走り方ができません。そしてこのような靴を履き続けていると土踏まずがない外反偏平足や外反母趾になる可能性もあります。 これらを防ぐには、足長(足の長さ)、足囲(甲まわり)、足幅(足の幅)に合った靴を選び、履く必要があります。そしてもっと重要なのが、足にあった靴をきちんと正しく履くことです。
| では、足にあった正しい靴をどうやって選んだらよいのでしょうか? |
| 1. |
甲の高さが調節できること。
足にあわせて甲の高さが調節できる、紐かワンタッチテープのタイプを選びましょう。どちらのタイプも子どもの足に合わせてきちんと締めてあげることが大切です。 |
| 2. |
つま先は広く、厚みがあること。
子どもは特に足の指で地面をつかむように歩くため、自由に動かせる余裕が必要。 |
| 3. |
つま先が少し反りあがっていること。
足が靴の中で動かないよう固定することで、安定した歩行ができ、指先の障害も防げます。 |
| 4. |
かかと部をしっかり支えること。
足が靴の中で動かないよう固定する。特に横ブレを防ぐ安定感のあるものを選んでください。 |
| 5. |
足が曲がる位置で靴も曲がること。
サイズが大きいと、この位置がズレます。厚すぎて曲がりにくい靴底にも要注意。 |
| 6. |
適度に弾力のある靴底。
地面からの衝撃を緩衝し、足を守ります。 また、子どもの足は大人の足と違い足裏は非常に軟らかいものです。 したがって、足裏の接する面(インソール・中敷)は大人ものより若干、硬めのほうが望ましいといえます。 |

靴の先進国ドイツでは、子どもの靴にかけるお金を家計でちゃんと予算組しているくらい子どもの靴に対する意識は高いそうです。
私自身も、実際にヨーロッパに行った時、靴屋さんをのぞいてみると、日本に比べて子ども靴の値段が高いのと、材料(革が多い)が違うことに驚かされました。 値段が高いからといって必ずしも良い靴とはいえませんが、これは子どもの身体や発達に悪影響があった場合、その治療費やトラブルはお金には代えられない事をとてもよく認識されているからです。
子どもの足だからこそ、親がしっかり責任をもって、お子さんの足に合った正しい靴を履かせてあげてください。
2008.08 |