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お薬の飲ませ方
子育てコラム-健康
子育てにまつわるテーマについて専門家の方からのリレーコラムです。
【お薬の飲ませ方】
“お薬はできるだけ子どもには飲ませたくない“と、ほとんどのお父様やお母様はおもっていらっしゃると思いますが、病気やケガを早く治すために、痛みなどを軽減させるために、お薬を飲まなければいけないときもあります。そこで、お薬の飲ませ方でよくある質問をあげてみました。

○「食後」っていつ飲んだらいいの?
 基本的には、食後20~30分後です。しかし、乳幼児の場合、食後はおなかがいっぱいで、お薬を飲むのを嫌がる場合が多いようです。「食後服用」と指示があっても食後に関わらず、飲めそうなときに飲ませましょう。1日の服用回数と、服用間隔の時間があっていれば、ほとんどの薬の場合、問題はありません。

○ミルクやジュースと混ぜて飲ませてもいいの?
 ミルクは乳幼児の主な栄養源です。そのような食品と混ぜるのは、控えましょう。「嫌な味」として記憶に残ると、その食品を食べなくなってしまいます。お薬のせいで栄養が偏るのは、本末転倒になってしまいますので、気をつけましょう。また、ジュースに混ぜることで余計に苦くなる薬もありますので、基本的には水で飲ませましょう。

○どのように飲ませばいいの?
 離乳食前なら、薬を少量の水で溶いて哺乳瓶の乳首の内側に入れ吸わせたり、スポイトを使って飲ませたりしてみましょう。離乳食が始まっていれば、少量の水でお団子のように練り、上あごや頬の内側にくっつけて、その後お水を飲ませるといいでしょう。

○お薬をすぐに、吐き出してしまう。何かいい方法はない?
 近頃のお薬は、苦味をおさえ、色もピンクだったり、オレンジだったりと、子供には飲みやすく工夫されています。どうしてもお薬が飲みにくいお子様には、いろいろな味の服用補助ゼリーが市販されていますので、ゼリーとゼリーの間に薬をはさんで飲ませてみましょう。また、ごく少量のココアやアイスクリームにまぜたり、つぶしたバナナに薬をはさんだりして飲ませる方法もあります。

 なにより、お母さんが「飲みなさい!」と怒るのではなく、「お熱さがるよ。頑張ろうね。」などとやさしく声をかけながら飲ませてあげてください。そして、飲めたときには大いに褒めてあげてください。お薬を飲むことが嫌な事として残らないよう、お薬を飲むことの大切さを伝えていただければと思います。また、反対に、たくさん飲みたくなるような甘くておいしいお薬もありますので、お子様の手の届かない場所に保管しましょう。わからないことがあれば、かかりつけの医師または薬剤師にご相談ください。
(2005年1月26日)

栗林佳子さん プロフィール
武庫川女子大学薬学部卒業。薬剤師。3児の母。現在、神戸市内の調剤薬局に勤めるかたわら、小学校のPTA活動に励んでいる。ストレス解消は、笑うこと、寝ること。