子育てコラム コープこうべネット > みんなで子育てTop > 子育てコラム > 健康
子どもとの関わり
遊び・絵本
安全
ライフスタイル
健康
子どもの肥満
日射病・熱射病
子どもの歯を大切にしよう
ムシ歯予防について
子どもの靴の選び方
(小児科の先生のお話)
夏を乗り切るための小児科医のお話
インフルエンザについて小児科医のお話
予防接種について
アレルギーと花粉症
家庭におけるプライマリーケア
誤飲について
初めての冬
予防接種について(PART2)
話題の感染症
低身長について
夜間の訴え~幼児期の成長痛
(歯医者さんのお話)
歯科的健康から見た「母乳を飲む動作」の重要性
キシリトールは虫歯の救世主?
日本人の食性から「食」を考える
歯ぎしりする子、元気な子
育てる歯並びと整える歯並び
(耳鼻科の先生のお話)
子どものいびき
中耳炎
(神経内科の先生のお話)
うつについて
子どもがストレスを感じているとき
(皮膚科の先生のお話)
夏に多い子供の皮膚病
(泌尿器科の先生のお話)
妊娠、出産前後の尿失禁
(産婦人科の先生のお話)
出産後の月経再開について
(眼科の先生のお話)
子どもの視力低下~近視について~
(助産師さんのお話)
おっぱいは、そのカップル(お母さんと赤ちゃん)のもの
子どもが泣いて困るとき~赤ちゃん編~
胎内記憶~赤ちゃんはお腹にいた時のことを覚えている?!
(薬剤師さんのお話)
お薬の飲ませ方
子育てコラム-健康
子育てにまつわるテーマについて専門家の方からのリレーコラムです。
【歯ぎしりする子、元気な子】
「子供が寝ながら歯ぎしりを始めた。大丈夫?」
実は、こんなお母さんは幸せ者で、今時この「歯ぎしり」ができない子が増えているのです。

歯ぎしりとは、生えてきた歯が上下できちんとかみ合い、すり合わせができるように、体が自然に調節する作業です。大人と異なり、子供の歯ぎしりは病的ではなく、正常な成長をしている証なのです。
乳歯は全部揃うと20本ですが、4歳頃~永久歯が生え始める6歳頃の成長が著しい時期には、体がぐっと大きくなると共にあごも成長するため、歯と歯の間が開いてきます。これは正常で、上下の歯が今まで通りかみ合わなくなるのを歯ぎしりして自力で調整しているのです。
この行為をするためには、あごの力も必要です。つまり、歯ぎしりできる子はかむ力が確実に形成された、適切な成長過程をたどっていると評価できるのです。

逆に最近は、歯ぎしりしない子が増えています。このような子の口は、乳歯が生え揃った時点で歯がすき間なくぴったりと並んでおり、歯ぎしりすることはありません。これは、今までの成長過程で口の機能をしっかり使わなかったために、あごの大きさとかむ力が備わらなかったのです。

子供にもしこの傾向があったら、まず食生活を見直しましょう。
例えば「間食」、どのようなものを選んでいますか?
間食=おやつ=甘いもの=お菓子という方程式ができていたら、これは見直しです。
間食は「主食で摂取する栄養を補うもの」、おにぎりでもいいのです。
おにぎりはかたい食べ物ではありませんが、唾液と混ざらないと飲み込めず、そのためにあごを何度も動かします。これによりあごに適度な刺激が与えられ、適切な成長を促します。
また、食事の前にジュースや糖分を含んだものを与えていませんか?
空腹時に糖分を摂取すると、血液中の血糖値が上昇、満腹中枢を刺激し食欲が減退、結果、楽に食べられる料理しか選ばなくなります。めん類、カレーライス、ハンバーグ・・・。これではあごが鍛えられませんね。 口とあごをしっかり使い、鍛えるということは、日々の食事の積み重ねによって得られるものなのです。
きれいな歯並びで、虫歯や歯周病のない口になるためには、あごがしっかり成長することが大切です。
健康な大人に育てるためには、日々の食生活の見直しも必要かもしれません。 歯ぎしりする子・・・それは健康に育っている証拠。お母さん、あなたの子育てへの歓声なのです。
注)歯ぎしりは、かみ合わせの不調和を解消するための自己調節動作ですが、正常でない成長(歯列不正など)による場合もあります。判断は歯科医師に仰いでください。
2005.7

足立優先生 プロフィール
歯科医師 大阪デンタルリサーチグループ会員、元代表
神戸臨床歯科研究会主宰 日本母乳の会会員
ヘルスカウンセリングの概念を基盤とした自己決定に基づく予防管理中心型の歯科医療を展開