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子育てコラム-ライフスタイル
子育てにまつわるテーマについて専門家の方からのリレーコラムです。
【ひざをくずして】

 PTA会長になってよく言われるのが「大変でしょ。ボランティアなのに」だ。大変な点はあるが、それ以上に「喜びと楽しさ」を得る。運動会(本一小ではスポーツフェスティバル)や音楽会の練習を目の当たりにする機会ができ、日々上達する姿が飛び込んでくる。本番では児童の雄姿に感動し、練習を繰り返していた子どもたちの活動を思い出すとハンカチは離せない。子どもからこんな素晴らしい感動をもらうんですよね、PTA活動って。

  学校や子どもたちのために協力したいと考える男性はいるに違いないと常々感じていた。「平日は休めないから無理なのでは?」そぉ思い込む男性に「土曜や日曜、放課後に子どもたちのために活動できるじゃないですか。例えば、土曜日に教室の天井を掃除しませんか」と伝えるのも会長の仕事の一つだと思った。そこで、父親の会「本一応援隊!パパレンジャー」を立ち上げた。男だからこそ、できる活動がある。

 平成18年3月20日、10人が入隊してくれた。初顔合わせの席で僕が伝えたのは3つ。
  • ミーティングは必ず、学校の会議室で開催。飲食店では絶対開催しない。ノミニュケーションとはメリハリをつける。
  • 会合や行事への参加は強制しないし、「行かなければいけないのでは」という雰囲気をつくらない。「4人集まったからゴルフ、9人いるから野球しましょう」のノリだ。やりたい人が、都合の良い時に、活動する。そうでないと長続きしない。
  • 一人の父親としての校長、教頭にも参画してもらう。

 第1回イベントは5月の天井川掃除。父についてやって来た子どもたちにも「この道具、君たちの分だからね」と準備したものを手渡した。8月の「本山ふれあいフェスティバル」ではブースを出店(フランクフルト販売)、子どものためといいながら気分は文化祭。食料を調達、焼き担当者、ポスター作成者‥と一致団結。お揃いのTシャツもこしらえた。2日間で400本を完売。一生懸命焼いて、売った、接客もした。楽しそうに見えたんだろう。子どもが「焼きたい」と申し出たので並んで一緒に焼く。入隊希望者も現れた。夫にもこの楽しさを体験させたいと代わりに申し込むお母さん。女性の入隊もあった。

 女性隊員から「子どもが『学校のトイレは臭いよ』と言うんです」の一言で、12月の土曜日にトイレ掃除を敢行。一緒に来た子どもたちが父と一緒になって、亀の子タワシで便器を磨いていた。 本一応援隊パパレンジャー現在隊員17人、08年も元気です。 皆さんも早めの地域デビューを兼ねて、地域へ入っていき、出来ることを、出来る範囲でやってみませんか。そして、諦めないでやってみましょうよ。

2008.1

石橋 正敏さん プロフィール
昭和35年生まれ。子どもの入学を機に青少協(青少年育成協議会)の活動に参画。
平成18・19年度神戸市立本山第一小学校PTA会長。平成19年度は更に東灘区小学校PTA連合会会長、神戸市立小学校PTA連合会副会長、神戸市PTA協議会研修専門委員長とメディア検討委員長を兼任している。
子どもはこの春、卒業です。子どもと共にPTA会長も卒業ですが、「青少協」「ふれまち協(本山ふれあいのまちづくり協議会)」など地域の活動は続けます。
本業は放送作家です。
石橋正敏さん