皆さん、こんにちは!子どもの危険回避研究所の横矢です。私は、2人の子どもの母親ですが、下の子が7か月になった頃に、「いざという時に、子どもを守るための準備をしなくては!」と思い立ってから、子どもの被害防止について研究を始めました。自分が親になってみると、子どもが事故にあったり犯罪の被害にあったニュースを聞くと心が張り裂けそうになるようになったので、まず、自分の子どもが直面している危険や対策についてレポートを書き、多くの子どもの役に立つ部分を皆さんにお知らせしようと活動を続けて18年になります。子どもが大けがをしたり、心にひどい傷を負うことなく、すくすく育って欲しいという願いは、うちの子が大きくなった今も変わりありません。これから一緒に子どもの危険や危険を回避する方法を一緒に考えていきましょう!
●子どもを守りたいけど、何をしたらいいの?
「いざという時に、子どもを守れるだろうか?」という漠然とした不安を持っている方は多いのですが、どこから手をつけていったらいいかわからないという声をよく聞きます。まず、身の回りを見渡し、不安や疑問に思うことを書きだしてみてください。私たちは、それを「不安の棚卸(たなおろし)」と言っています。不安に思うことを箇条書きにして、その横に欄を作って、今度は「何ができるか」考えたことを書きます。自分ができないけれど、誰かに頼めることについては、もうひとつ右に欄を作って書いてみましょう。書くことによって、頭が整理され、やるべきことが見えてきます。危険のレベルもチェックして、どこから手をつけたらいいかもわかってきます。何か具体的に今日から一つでもできることをみつけて、一歩一歩進むことができたら、不安は解消されていきますから、試してみてくださいね。
●子どものまわりにある危険とは?

不安に思うことを書いてみると、子どもを取り巻く危険が見えてきますが、思いついていない部分もあるかもしれません。そこで、私たちが9年前に全国の保護者約800名にアンケートを取った結果をご紹介します。「どんな危険な目にあったことがあるか」と「どんなことに不安を感じるか」を調べた結果を分類したのが、この図です。
子どもを取り巻く危険は、大まかに「事故」「犯罪」「いじめ・虐待」「災害」「病気」「環境問題」という六つに分類できます。事件や事故は、六つが絡み合って起きることがあるので、一つだけに気をとられずに、全体をバランスよく見渡し、最悪の場合を想像して準備や訓練をしておきたいものです。
すべてにおいて完璧(かんぺき)な対策をとれということではありませんし、残念ながら完璧などありえません。何でもかんでも危険を取り除けということでもありません。しかし、これらの危険は、どれもいつも子どもたちの身近にあるのだと認識し、危険度の高いものから対策をとっておきましょう。
2008.7 |