リフォーム道場
コープ流 リフォーム道場 其の三十一
【 省エネリフォーム特集 (4) 】

いよいよ夏到来!蝉の声が響き始めた今日この頃、門下の衆はいかがお過ごしかな!夏バテ・日射病など気をつけられよ!師範のコープ住兵衛でござる。
今回は『省エネリフォーム (4)』[通風]についてお話ししよう。「自然の風と暮らす」今の時期にはピッタリじゃろう!古来からの日本人の知恵でもあるぞ!

1. 日本の住宅は夏を旨とすべし!
「家の作りようは、夏を旨とすべし。・・・」鎌倉時代の随筆家で歌人、吉田兼好(兼好法師)の徒然草からの引用じゃ。簡単に言えば「夏を快適に過ごせる家をつくることを、住まいづくりの基本とするべし。」ということじゃ。
冷房がなかった古の人々は冬の寒さは火鉢や重ね着で我慢できても、夏の暑さは住まいを工夫しなければ乗り切れないということを知っておったんじゃな。この考え方は、現代にも当てはまるとは思われぬか?地球温暖化・・・この言葉は其の二十八の修行でお話ししたな!窓を閉め切って冷房を使えば使うほど地球温暖化はすすむのじゃ。「ヒートアイランド現象」をご存知かな?人口の集中する都市部の気温は冷房の排気熱・建物の輻射熱・アスファルト舗装の影響・車の排気熱などによって周辺地域よりも数度高くなるのじゃ!その温度分布図が都市部のみが島のように浮き上がるのでこう呼ばれておる。つまり、冷房を皆が使わなければ熱帯夜は減少するということじゃ。逆に冷房を使えば使うほど外気温は上昇していく。まさに悪循環じゃ!


2. 自然の風と暮らす![通風]の工夫をすべし!
では、どのようにすれば冷房を使わずに快適に過ごすことができるのか?工夫の仕方はいろいろあるが、答えの一つは[通風]じゃな!温度が同じでも風があると人間は涼しく感じることをご存じかな?これは風が皮膚からの発汗・蒸散作用を促すからじゃ。ちと、言い方が難しいのう。つまり、皮膚についいている汗の水分が風を受けて乾く、するとその時に気化熱を肌から奪うので体温が下がり涼しくなるというわけじゃ!どうじゃ、非常に理にかなっておるな、ご納得かな?
ではお次はどうやって、家に風を通すかじゃ!当然のことながら、冷房は切られよ!電気代節約・省エネじゃ!次に窓を開けて網戸にされよ!ここからが肝心じゃ!1個所ではだめじゃぞ!風が通るためには入口と出口が必要じゃ。複数個所、しかも風抜けがよいように、開けられれば最高じゃ。
「なに、できん?」  「なぜじゃ?」                        
「ご近所から丸見えで恥ずかしい!しかも泥棒に入られそうで用心が悪いじゃと・・・」
ふぅ〜む!そうじゃなぁ!そういうこともあるなぁ。現代社会では“プライバシーと防犯”は大事じゃのぅ。
しからば、住まいで工夫じゃ!コープ流リフォーム術定番の「通風建具」をご紹介しよう。

(5) エコ雨戸
エコアマド

以上5点じゃ!どの商品も通風をしっかり取りながらプライバシーの確保と防犯性の向上ができる商品じゃ!特に (3) (4) (5) は比較的簡単な工事で取り付けることができるので要チェックじゃ!

いかがかな?今年の夏は自然の風と暮らしてみようと思われぬか?
庭や玄関前への打ち水をして、戸を開け放す!思いのほか、快適な夏が過ごせるはずじゃ!
以上で[通風]は終わりじゃy!次回の修行は[遮熱]じゃ!現代の住宅は高気密・高断熱をずっと追い求めてきたのじゃが、それだけでは「夏を旨とする住宅」はつくれん!
乞うご期待じゃ!では、しばしの別れ、さらばじゃ!

(住まいのコープメールマガジン 2008年7月配信分)