こんだてアシスト物語

コープこうべアプリの新しい機能、「こんだてアシスト」はもうお使いになりましたか?追加アプリのダウンロードは不要、いつものコープこうべアプリのメニューから立ち上げるだけで最大一週間分の献立を提案。さらに必要な食材はそのまま注文できて、週に一度まとめてご自宅へお届けするこのサービス、2021年4月の登場からすぐにたくさんの組合員さんからご利用いただいています。

開発メンバーのひとりで、コープこうべネットの商品企画を担当する宮下裕子は、プロジェクトがまだ立ち上がってもいない頃、一冊のノートに夢のリストを記していました。妻として、母として、働くひとりとして、もっと家事を楽にしたい。自分と同じように献立づくりに悩む人を笑顔にしたい。どうやればいいのかは、さっぱりわかりませんでした。だけど、つくりたくて、つくりたくて、夢が叶った。これは、そんな「こんだてアシスト」ができるまでの物語。これから数回にわけて、じっくりとお伝えしていきます。

#01

妻で、母で、職員です。
家事を効率よくする方法をずっと考えていました。

  • 01. 仕事復帰、こんなに大変だと思いませんでした。
  • 02. どれだけ上手に料理をこなすかが、私のテーマに。
  • 03. 動き出した、夢のノートの1ページ。
01.

仕事復帰、
こんなに大変だと思いませんでした。

コープこうべ職員、宮下裕子が育休から復帰したのは、2018年5月のこと。長男と次男、合わせて約3年半のブランクを埋めるのは、想像を超えるほど大変だったと振り返ります。

育休中の生活で会話をするのは家族か、子どもたちばかり。だから、仕事の場面でどんなふうに話していたかもすっかり忘れてしまって、会議で何かを発言しようと思っても言葉が出てこないんです。以前は当たり前にできたことを取り戻すだけでも、こんなに難しいとは思いませんでした

もちろん、復帰したからと言って、仕事だけに集中できるわけではありません。家に帰れば、育休中と同じように妻や母としての仕事が待っています。

長男と次男を保育園に預けて復帰したのですが、最初の数ヶ月はどちらか熱を出さなかった週がないくらい。予定通りに終わる一日なんてなくて、夫や実家の母の助けを借りながら、なんとか毎日をやり過ごしていました

もっとやれると思って戻った職場。だけど現実は厳しく、仕事にも、家庭にも落ち込んでばかりの日々でした。

02.

どれだけ効率的に料理をこなすかが、
私のテーマに。

数ある家事の中でも特に頭を悩ませたのが、料理でした。

とにかく料理の段取りを考えるのが苦手なんです。何も考えずにできる片付けの方が好き。作り置きもできないし、だからと言って、ありあわせの食材だけで簡単につくることもできません。買い物はコープこうべの協同購入を利用していますが、それだけでは不安でスーパーでさらにたくさん買ってしまう。完全に悪循環ですよね

すべての野菜を使い切ることもできず、無駄にしてしまうことも。レシピサイトとにらめっこしますが、ただ時間だけが過ぎていきました。

当時はとにかく、家事や料理をいかに効率的にできるかが私のテーマ。世の中にあるアプリやサービスもいろいろ試しましたが、私にぴったりくるものはなかなか見つかりませんでした

03.

動き出した、
夢のノートの1ページ。

その頃、宮下は仕事用のノートに、いろいろなアイデアを書き留めていました。

冷蔵庫の中に何が入っているかを家族で共有できるサービス。
夫婦で買い物リストを共有できる機能。
家計簿と連携できるシステム。

どれも家事の負担を減らすためのものですが、その中に並んでこんな一行も。

「簡単に献立をつくってくれるアプリ」

それはまさに、のちに「こんだてアシスト」として誕生するアプリの機能と似たようなアイデアでした。宮下自身は「書き出してはみたものの、実現できるチャンスはなかなかやってこないだろうと思っていた」と振り返りますが、2020年の夏、意外なかたちでその想いが動き出すことになります。きっかけはコープこうべと、献立作成サービスを提供する株式会社ミーニューさんとの出会いでした。共同でプロジェクトを立ち上げられないだろうか。そんなときに声がかかったのが、宮下でした。

実は以前に上司から、『宮下さんはどんなことがしたい?』と訊かれたことがあったんです。復帰後に配属となった職場での私のやる気を計りかねていたのだと思うのですが、そのときに話したのがノートに書いたアプリのアイデア。それを上司が覚えてくれていて、今回のプロジェクトを担当させてもらえることになりました

アプリの機能を開発する。それは宮下にとってはじめての経験です。どうすればできるのかも、この先にどんな課題や仕事が待っているのかもわかりませんでした。だけど、家事や、料理や、献立づくりに苦しむ自分を、そして同じように悩む組合員さんを助けたい。その一心で、プロジェクト参加への打診を快諾。それはまさに、ノートに書いた夢が動き出した瞬間でした。

もちろん、プロジェクトはひと筋縄ではいきませんでした。それでも今、宮下はこんなふうに話します。「やりたいことを我慢せず伝えてよかった。このプロジェクトにいちから携われてよかった。こんだてアシストが、もっと多くの人に広がって、家族の笑顔が増えていくことを、心から願っています」

さて、今回からはじまった「こんだてアシストできるまで物語」。リリースするまでの舞台裏を、恥ずかしいことも包み隠さずお伝えしようと思います。次回は、もうひとりのキーパーソン、ミーニュー代表・三宅さんを主人公にしたはじまりの物語。どうぞお楽しみに!

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